さて、この「フルアーマーユニコーンガンダム」ですが、フルアーマーというには追加の装甲がないので、どちらかと言えばフルウェポンといった風情です。
まあ、盾が増えてるし、その盾が自由意思があるみたいにユニコーンを守ってくれるし、防御能力は「なんやそれ…」と呟きたくなる硬さですけどね。
ところで、『機動戦士ガンダムユニコーン』ってぶっちゃけ賛否両論ある作品じゃないですか。
否定意見の大きなところは、ニュータイプの描写の仕方、捉え方に違和感を感じてしまったことのようですが、僕も最終話を初めて観たときは正直「う~ん…」ってなりました。
モビルアーマーをチョップで倒したり、モビルスーツ2機でコロニーレーザー受け止めたり、腕の一振りでモビルスーツの大部隊を無力化したり…
「ちょっと奇跡を起こしすぎじゃね?」と思いました。
サイコフレームの謎の力がまたまた何かやっちゃいました~、てことで納得はしています。
それに過去の作品を超えたいと思って作品作りしているでしょうから、より強いインパクトを、より強い驚きを、そう思って演出していると思うと責める気にはなれません。
(でも、奇跡は一回で良かったかな?かな?)
第1話を観たときの感動が大きくて、そこから第6話までずっと作画も音楽も最高で、期待が高まりすぎていたのも「う~ん…」の要因かもしれませんね。
『ガンダムユニコーン』は新しいMSも懐かしのMSも、どれもデザインが良いですね。
純白のMSが「変身」してガンダムになる第1話の演出は最高にしびれました。
お馴染みの白、青、赤のトリコロールカラーじゃないのも新鮮で良かったです。
お金を払ってDVDやBDを買っているわけですから、自分の好みと乖離があったときには文句を言いたくなる気持ちは良く分かります。
でも、それでも、僕たち消費者はクリエイターさんの努力や創意を否定するだけでは空しいですよ。良かった探しでもないけど、あそこが良かった、ここが最高だったと語り合うほうがよほど楽しいですよね。
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