HGUC V2ガンダム

ガンダムの中で僕が一番好きな作品は『機動戦士Vガンダム』です。

高校生の頃にリアルタイムで観ていたので思い出補正が強いのかもしれませんが、ストーリーもキャラクターも音楽も、全部が好きなんですよね。

特に好きなのが、この「V2ガンダム」

額と胸の二つのVが、ちょっと今までのガンダムと違ってヒロイックなデザインですよね。

後期のOPで光るVの文字の後ろから現れる姿が最高に格好いいんです。

それと「光の翼」と呼称されるファンタジックな武装がもう好きで好きで…

作中では語られていなかったと思うんですが、「光の翼」の設定がすごく良いんですよ。

推進装置であるミノフスキードライブの力が大きすぎて、その余剰エネルギーが翼の形状で排出される。

言うなれば欠陥なわけですが、それを13歳のウッソ少年が攻撃にも防御にも、さらには攪乱やら挑発やら、とにかく戦闘のアイディアをバンバンと出しまくって逆に活用してしまう、という脳汁ブッシャーな展開を繰り広げるわけです。

ガンダムの演出の中で、正確な名称が分かってないときや、見た目から絶妙なあだ名で呼ぶのがありますよね。「木馬」とか「白いヤツ」とか「スカート付き」とかとか…

「物干し竿」とかも好きですが、やはり「光の翼」がダントツで好きです。

余剰エネルギーの排出という現象を、ウッソの戦い方から戦術、武器として周囲が認知していく。終盤には、「ウッソ!光の翼を!」「わかってる!」みたいな会話が普通に交わされるようになる。そういった演出が没入感というか、リアルさを生んでいると思います。

やったな~、白い奴!!

『機動戦士Vガンダム』は何かと鬱展開だとかトラウマだとかネガティブな感想を言われがちですが、味わい深さのある良作です。特にラストの2話は、演出が神がかってますので観たことのないガンダムファンには是非とも観てほしいです。いや…

観てください!

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