HGUC フェネクス

映画館で『機動戦士ガンダムNT』を観て、これは「フェネクス」のプラモ買うしかないな、と決断させられました。めちゃんこカッコいいMSです。

金ピカのロボットがカッコよく見えるのは『ゴールドライタン』の刷り込みですかね?

ユニコーンガンダム3号機という位置づけで、物語としても『ガンダムUC』の続編、外伝と言える作品ですが、やはりと言うべきでしょうか、やむなしと言うべきでしょうか…『ガンダムNT』も賛否両論ある作品になってしまったようで、ネット界隈では「オカルトが~」とか「作画が~」とか様々な意見を目にします。

たったの90分で観客に感情移入させて怒らせたり悲しませたり喜ばせたりするのは、本当に大変なことなんだよな~と実感できた映画でした。

特に僕が気になったのは「ゾルタン」のキャラクター造形です。主人公のではなく障害物で終わってしまったのがスッキリしなかった原因なのかな、と思います。地球に隕石を落とそうとしたり、無人兵器で虐殺を行ったり、主人公にとって倒すべき敵としての理由と存在感がラスボスにあれば、ストーリーに多少の粗さがあっても視聴後の満足感は高くなりますから。

戦闘シーンは派手で良かったし、BGM全般もカッコよかったですしね!

そういう意味では『ガンダムF91』の「鉄仮面」は良いラスボスでしたよね。感情を殺して冷静な人物を演じつつ、傲慢で独善的な強化人間。クライマックスでは異形の巨大モビルアーマーで戦場に現れ、実の娘に恐怖心を与え「フフ、怖かろう」と呟く。そんな怪物じみた鉄仮面がF91の攻撃に「化け物か!」と驚愕して撃破される。その展開に視聴者はカタルシスを得るわけです。

ゾルタンがラスボスとしての存在感をもっと持っていたら、何度でも見たいと思わせる作品になったはずだと思います。さらに言えば、ゾルタンが乗るのが「シナンジュ・スタイン」「セカンドネオジオング」だったのも実に残念な演出でしたね。『ガンダムUC』で見たばかりのラスボスをまた見せられても…、と劇場でガッカリしたことを覚えています。「ラフレシア」のようなとんでも兵器を新しく見せてほしかったです。

ストーリに関してですが、TRPGを遊ぶ僕としては『ダブルクロス』や『シノビガミ』のシナリオに使えそうだなと考えながら観ていました。PC①とPC②の死んだはずの幼馴染が破壊活動しているのが目撃され、それを複数の組織が狙っている。謎を解きつつ、幼馴染を確保しなければならない。といった展開ですね。

ガンダム作品に限らず、僕はマンガやアニメを観るときについついTRPGのシナリオに活かせないか考えながら観てしまいます。だからまあ、少しぐらい期待外れの内容でも活かせそうな部分があれば観てよかったなと思ってしまいます。

エンタメ作品に触れて、いつも怒って批判ばかりしてしまう人は、ぜひTRPGを遊んでみてください。自分で物語やキャラクターを作って友達に披露する体験を積むと、プロの作るマンガやアニメやゲームの見方も変わってくるかもしれませんよ

それにしても今回、写真がだいぶ少ないのでは?

撮影中にポーズ決めようとしたらスタビライザーが折れて、

しかも金ピカなせいで照明の反射とかあるし、写真撮るのが上手くいかなくて…

いずれ「百式」か「デルタプラス」でリベンジしような

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